■ツイン超長焦点撮影 ファーストライトM13球状星団
↑ 撮影データ:セレストロンC-11鏡筒+RD F/6.8 RD-カメラアダプターのバックフォーカスの関係でfl/1900mm PENTAX K-5ノーマル ISO400 露光10分x6枚 計60分 2015年3月30日
追尾データに関してはツイン同架なので同じです。データ: JP赤道儀+ノブオ電子ピクシス ガイド鏡BORG 76ED fl/500mm +QHY5L-Ⅱ PHD Guide
赤道儀にはセレストロンC-11鏡筒(口径280mm)、もう一方にはビクセンのVC200L(口径200mm)のバイザック鏡筒のツイン鏡筒。これらを同じ被写体に平行に向けてツイン鏡筒によるLRGB撮影の下準備としてテストして見ました。
次回はK-5についているC-11側にはビットランの冷却CCDカメラBJ-42Lを装着してLのモノクロ画像撮影専用鏡筒にして、VC200Lバイザック側をデジカメのRGBカラー情報を同時に撮影できるようにするのが目的なんです。
この方式をカラーアシストと言う方法とかで同時撮影してLのモノクロとRGBカラーともに撮影枚数を稼ぎ画質クオリティー向上と限られた撮影時間を有効にしようというもの。
またガイドに関してはオフアキではなくサイドガイド。35mm換算で2000mmを超える撮影にはたしてサブに取付けたガイド鏡筒が(QHY5L-ⅡとPHD Guiding)地球の自転のにさからって精密に追尾できるのか?等云々でして・・・
今回テスト天体に球状星団を選んだ理由は画面の中心から周辺まで中間輝星から微光星までくまなく分布していてガイドミスや個々の望遠鏡のスケアリングや光軸などがズレていれば一目でわかるよいテストチャートとなるからなんです。
ちなみにこのヘラクレス座のM13は、1974年にプエルトリコのアレシボ天文台の大型電波望遠鏡を使って、M13に住んでいる知的生命体(宇宙人?)に向けて電波でメッセージが送信されたことで有名です。地球との距離は約22.000光年。アインシュタインの相対性理論がただしいのなら、宇宙人からの返事を受け取るのは44.000年先ということになりそう。
さて今回の肝心の撮影テストで何がわかったのか?それは・・・次にでも